ムイミは8章でリダイブ世界とリアル世界のこと、世界が改変された時のことを話しています。のちに10章でその話をコッコロから聞かされた晶がおおむねその理解で合ってると評しています。
しかし、それってホント?という件がある。それは超能力で世界改変から身を守ったので記憶が残っているという発言です。
前作番外編「世界で一番悪いヤツ」ではリアル世界でムイミ(前作ではノウェム)、オクトー、ミネルヴァの3人だけで会話するシーンがあり、この会話中にムイミがゲーム内で超能力を使えないことを話している。(ムイミ曰くテストプレイの時は使えたようです)
この会話は七冠を含めて他の誰にも聞かれて(盗聴されて)はいけなかったこと、ムイミがオクトーやミネルヴァに超能力が使えないと嘘をつく理由もない(ミネルヴァに嘘ついてもバレるだろう)ことを考えると、ムイミが前作ゲーム内で超能力が使えないというのは間違いないと思う。
しかしながら今作8章のムイミが主人公たちを騙す理由が今のところ見当たらないので、嘘をついていないと仮定して話を進めたいのですがそうすると当然矛盾します。
この矛盾を解消するためにどんな妄想をしているかを書いていきます。
1️⃣超能力で記憶を守ったと思い込んでいるだけで、記憶が残っている理由が他にある。
ネネカが記憶の三割ほど保持していることを考慮すると、記憶を守るなんらかの手段が超能力以外にあることになる。その手段は今のところ明らかではないが、ムイミもその手段で記憶を保持していたとします。
8章でペコリーヌが「〜、誰かに頭の中を弄られているみたい(中略)、思考が逸れていっているような感覚があります。」と言っているように、世界に都合の悪い考えに対してはそれを妨げるような作用があるようです。つまり、記憶保持した手段が世界にとって都合が悪いため、その作用が働き、取ってつけたように超能力で防いだと記憶が改変されてしまったというのもあるかもしれないとは思いました。
しかし、記憶の改変ができるなら都合の悪い記憶も改変してしまえば良いとか、ネネカはその作用を受けてないのかとか、そもそも記憶保持の手段が不明なので納得感の薄い妄想です。ということで次の妄想に移ります。
2️⃣今作のムイミは前作ラストの世界改変に巻き込まれていない。
まずテストプレイの時は超能力を使えたというなら、その時に世界改変が起こり、それに巻き込まれたと考えるのが自然です。そしてこの世界改変の影響でリダイブ世界ができた可能性があるのではと思っています。
つまり、テストプレイ中に起こった世界改変に対して超能力で記憶保持したムイミが、その時にできたリダイブ世界から抜けられない状態になっているのかもしれないなと思っています。(リダイブ世界の生まれかた妄想もまた別で書きたいと思います)
であるならば、前作のムイミは誰なんだという疑問があると思います。今作のムイミは記憶を保持しているとはいえ抜けがあると本人も言っています。もし超能力で守った一部の人格(心)がリダイブ世界に残り、守れなかった部分はミネルヴァが修復してリアル世界に返したとしたら、リダイブ世界とリアル世界に2人のムイミが共存することも可能なのではと考えています。
今回の妄想は本当に妄想の域を出ることはできませんでした。まだ情報が少ないのか、私が見つけることができないのか分かりませんがこれからも注目してストーリーを見ていきたいと思います。
次回はそれってホント?〜陛下編〜を妄想予定です。