こんにちは、牧瀬ゆかりです。この記事は4周年イベントストーリーで騎士君とペコリーヌが迷い込んだ世界について考察妄想していきます。
まだ後編ストーリーが解放されていませんので、頓珍漢なものになるかもしれませんが、ご容赦ください。
1️⃣ 現実?それとも…
この世界は現実のように見えましたが、ループしていること、空間に歪みがあること、魔物が現れたことからどこかのVR世界だと分かります。
第1部12章で錯乱しているキャルを助けるため、キャルの心の中に入ります。心の風景は今回と同様に現実の形をしていました。つまり、誰かの心の世界orそれに似た世界だと推測ことができます。
誰かの心と言っても、眠っているのが騎士君とペコリーヌの2人なので、どちらかの心の世界で、もう片方がその世界に迷い込んだと考えるのが普通です。
さらにペコリーヌ元NPC説を唱えている者としては、ペコリーヌの心に現実の風景があるのか疑わしく、あの世界は騎士君の心の世界だと結論づけたくなります。
しかし、あの世界の住人は“ランドソル”を知りません。 クリスティーナは七冠の1人なので、“ランドソル”という単語に何か引っかかりを感じているようですが、クリスティーナがこの程度の認識ということは、VRゲーム『アストルム』が無い世界だと思われます。
2️⃣ なぜ『アストルム』が無いのか?
『アストルム』はミネルヴァが運営しているゲームです。それを無かったことにしていることから、ミネルヴァと同等以上の能力が作用してできた世界と考えられます。
例えば、ミネルヴァに叶えたい願いは何ですか?と聞かれた時に、
・ミネルヴァの消去
・アストルムを無かったことする
このような、ミネルヴァ本人の存在を否定するような願いを言ったらどうなるでしょうか。
願いを叶えるというプログラムに従えば、自己を消去することになります。しかし、自我がその消去プログラムを妨げるという可能性もあります。
これらの仮定からあの世界は自己否定の願いにより生み出された仮初のVR世界と妄想しています。つまり、ある時点の現実をコピーして『アストルム』に関する情報を全て消去したVR世界と考えています。
3️⃣ 誰がそんな願いを
ミネルヴァに願いを叶えてもらった人物といえばユイです。「ユイはそんな願いを言っていない」と怒られてしまいそうです。もう少しだけお待ちください。 こちらはユイの願いです。背景が明るくボロボロになっていないので、序章前編の覇瞳皇帝戦より前だと思われます。
このユイの願いを要約すると〔騎士君が不幸せな世界の否定〕になります。
“幸せ”が人によって違うように、“不幸せ”もまた違います。これはあくまでも、ユイの思う不幸せの否定になります。
それではユイは何を不幸せと思ったのでしょうか?
この願いの後、序章前編の覇瞳皇帝戦があります。 騎士君がユイを庇う場面で序章前編は終わります。覇瞳皇帝の強烈な攻撃で騎士君はダメージを受けたでしょう。
VR世界とはいえ、騎士君が辛く激しい戦いの末に大きく傷ついたことをユイが後悔したとしたら、これを“不幸せ”だと心のどこかで思ったとしたらどうでしょうか。
『アストルム』があるから騎士君が傷ついた(=不幸せ)となれば、『アストルム』が無ければ騎士君は傷つかなかったとなり、『アストルム』を否定する願いとなります。
どうとでも解釈できそうな“不幸せな世界”という曖昧な言葉が生んだ、一つの可能性それがあの仮初のVR世界だと考えています。
4️⃣ 世界はなぜ歪んだのか?
その『アストルム』の無い世界に歪みができ、魔物が現れたのは優衣と会話した後です。
優衣に“ランドソル”が大事なのか聞かれます。これは騎士君たちがランドソルについて聞き込みをしていたからですが、意味合いとしては『アストルム』が大事か聞いているのと同じだと思います。
それに対して、“大事な場所”と答えるということは、騎士君にとって『アストルム』は大事となります。
3️⃣で考察したように、騎士君の不幸せを無くすために『アストルム』の無い世界を作ったら、当の本人が『アストルム』が大事だと言っている。
この不合理な状況に耐え切れず、世界に歪みが発生したと解釈しています。
ユイは全力で『アストルム』が無くなれと思ったというよりは、心のどこかにそんな思いがよぎった程度だと思います。そのユイの心の欠片がこの世界の優衣だと考えています。だから“ランドソル”に帰りたいという騎士君にあんな問いかけをしたのでしょう。
⚪︎まとめ
この4周年イベントストーリーは、騎士君のために『アストルム』が無くなれと願ったユイの心の欠片に対して、騎士君がそんなことはないよ、『アストルム』は皆んなと絆を深めることができた大事な場所だと答える物語と解釈しています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。後編が解放されるまでの間の楽しい考察妄想タイムはいかがでしたでしょうか。今回の内容に関係なくストーリーについてのコメントをお待ちしております。
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さようなら、それでは次の妄想考察で。