カリザのムチで殴られたらどうなる?

 第二部1章が終わりしばらくストーリー追加がありませんので、今のところ分かりそうな範囲でとりあえず気になったことをまとめた記事になります。

 まずは新キャラのカリザが使役していた魔物についてです。


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(2部1章9話・14話より)

 左が三匹のスライム(黄・赤・青)、右がアーノルドとイーノリスです。戦闘に引き連れていたのは右のタイプの魔物で、カリザがムチ打つことで強化されていました。

 強化には魔法を弾く、巨大化、筋力や魔力アップが説明されていたが、次のセリフが気になりました。f:id:crith999:20200221221909j:image(2部1章14話より)

 『飛び方くらい教えてある』というセリフから、アーノルドたちは元々飛べる魔物ではないがカリザが飛べるようにしてあげたと読み取ることができる。幼少の飛べないアーノルドたちを長い間お世話して飛べる大人魔物にしてあげたという可能性もなくはないが、元々飛べない種の魔物に飛べるようになる何かを付けたのではないかと考えています。

 しかし、カリザが翼やそれに類する何かを付けられるような科学者タイプには見えない。魔法のムチで飛行能力という特性を付与したのではないかと妄想しています。そして、レイたちを圧倒した魔物は例えば斬撃耐性や打撃耐性、魔法耐性などが付与されていたのではないかと考えています。それらの多種多様な特性の集まりがオーラとなって見えていたのではないでしょうか。祭りの広場での戦いでは、ユイがオーラを吹き飛ばしたことで魔物に付与されていた特性が消え、戦況を有利に運ぶことができたと考えることができます。

 ちなみにユイが“凍てつく波動”のような光を発することができたのは騎士君が飲み込んだ水晶が関係していると思われます。騎士君のお腹を触って回復魔法を使ったことで、水晶玉にユイの魔力が作用し、ユイに水晶玉の効果があったのではないでしょうか。忘れた過去を思い出せる(かもしれない)水晶玉ということは、ユイが忘れてしまったずっと以前には“凍てつく波動”のような光を扱うことができたのかもしれません。

【のちに変身するプリンセスフォームと“凍てつく波動”は必ずしも関係があるとは思っていませんが、ペコリーヌが騎士君に抱きついて準備完了したように、ユイは騎士君のお腹を触ることですでに準備完了していたのかもしれません。】

 

 話をカリザが特性付与をしているという妄想に戻します。その付与できる特性が種族・カラー・性別・体格など多岐に渡るとしたら、元の魔物は色々な形になりやすいほうがいい。その条件にスライムは最適だとは思いませんか。アーノルドやイーノリスは元々スライム(黄・赤・青)なのかもしれません。

 カリザが魔物に多種多様な特性を付与できるとすれば、その元となるデータをカリザは持っていることになる。なぜカリザは多種多様なデータを持っているのか。カリザ自身が多種多様な記憶のかけらの集まりが実体化した者かもしれません。(キャルと似たところがあるというのは伏線かも)

 

 今回はカリザにまつわる妄想でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。次の予定はカリザやゼーンの正体、騎士君の幼児後退について書いていきたいと思っています。