こんにちは、牧瀬ゆかりです。
今回のテーマは「晶のクレープ」です。なぜこのテーマなのかというと、前作と今作で晶のクレープに対する姿勢が大きく変わったからです。ここにどんな意味があるのかを考え妄想していきます。
/クレープへの姿勢の変化/
前作の晶は普通の味のクレープを作ることに満足している節がありました。天才でなんでも上手くできていたのに、クレープは普通の味にしかならない。常人とは違う天才だからこその喜びだったのでしょう。
(前作4章サブストーリーより)
しかし、今作の晶ことラビリスタはクレープに美味しさを求め始めます。(ラビリスタキャラスト1話より)(ラビリスタキャラスト2話より)
クレープを渡すときに「美味しいよ〜!」というのは、実際に美味しいかどうかは別にして、美味しく作ろうとする思いが読み取れる。また、「最高の味には程遠いな…」というのも最高の味を目指してクレープを作っていることが分かる。
/クレープを作る目的は?/
ラビリスタキャラストーリー2話で晶のクレープに対する思いを色々語っています。しかし、その思いの全てが騎士君に伝わりません。これは晶が説明ベタだからです。病とまで言い切ってますね。(1部10章1話より)
それでは説明ベタな晶のセリフの真意を妄想していきたいと思います。
「仮の姿を本業にする」という不思議な宣言しています。これを聞いた騎士君に【レイジ・レギオン】と戦わないの?と問われるとそれはそれ、これはこれと答えます。さらに続けて、晶にとってクレープ作りはやるべきことで、それが世界のためになると言い切っています。
つまり、クレープ屋はレイジレギオンと戦う事と同等かそれ以上にやるべき事で、世界のためにクレープ屋を成功させなければならないと晶が考えている事が分かります。
/クレープで何がしたいのか?/
クレープで世界に囚われた人の心のケアしたいと言っています。囚われた人の心にある傷を治したり、傷つきにくくしたいということだろう。
ではその傷とは具体的に何かと言えば、世界にとって都合が悪い時に行われる「記憶改変・思考操作」と考えています。
クレープが美味しいと「記憶改変・思考操作」の影響を受けないということはないでしょう。
現実の晶の本業は医師で治療は得意と言っていることから、クレープにそれに対抗する薬のようなもの(プログラム?)を混ぜ込むつもりなのだと思っています。
晶がクレープでしたいこと1️⃣
世界が行う「記憶改変・思考操作」に対抗できるものを開発し、クレープを使って拡散させる。
もう一つ、世界の見え方が変わるぐらい美味しいクレープをみんなに食べてほしいと言っています。
世界の見え方が変わるとは、アストルムの世界が現実だというのに違和感を持つようになるとか、本当の現実を認識するといったことを意味していると推察しています。
段階的に本当の現実を自覚する前には、アストルムの世界に違和感を持たせる必要があるでしょう。その違和感を持たせる方法といえば、現実の記憶を夢として見させ心に蓄積することが考えられます。アメス様やルナの塔の夢ですね。
つまりクレープにその夢を見させる仕組み(プログラム?)を混ぜ込み、現実の記憶を蓄積させることでアストルムの世界に違和感を持たせ、本当の現実を認識させることに繋げたいのだと考えています。
晶がクレープでしたいこと2️⃣
クレープを使って夢を見させる仕組みを拡散し、アストルム世界に違和感を持たせる。
晶がクレープでしたいこと1️⃣2️⃣を妄想しましたが、美味しさとは直接関係はありません。ですが、美味しいクレープを作らなくては多くの人に食べてもらえないと考えて、美味しいの追求を始めたと思われます。
しかし、ラビリスタキャラスト3話で魔物クレープを作り、美味しい以外に『見た目などで興味を引く』ことでも食べてもらえることに気付きます。
このクレープ屋は美味しさを追求した正統派クレープと他では見ることのない魔物クレープの両方が楽しめる店として人気が出るのでしょう………か?
/この夢は誰が?/
ラビリスタキャラスト4話で騎士君と晶の出会い(99.9%)の夢を見ます。この夢は誰が見せたのでしょうか?
夢が終わった後にアメス様の一言が無いので、アメス様ではありません。晶がクレープでしたいこと2️⃣で妄想した夢を見させる仕組みが急に反応して、騎士君と晶が夢を見たと考えています。
本来はシャドーの元となるこの世界に漂う記憶を自動的に取り込み夢を見させるはずが、晶が持っていた記憶に反応したこと、また99.9%と不完全な記憶で騎士君に教えたくなかったため、セリフに疑問と驚きが表れたのだと考えています。
今回は晶のクレープから妄想できることについて書きました。ここまで読んでいただきありがとうございました。この妄想でも他のストーリー考察についてでも何かありましたら是非コメントによろしくお願いします。コメントはブログでもTwitterでも大丈夫です。