手放しちゃダメ!ムイミのブローチ

    少し前にムイミがブローチを投げ捨てるアニメーションを修正したとのツイートが運営からありました。それから、このブローチについて妄想を始めましたのでそれについて書いていきます。

    ブローチがストーリー内で語られるのは、2章のオクトーから貰った・盗んだ論争、6章のクリスティーナの独白、の二か所あります。

    6章の独白では、陛下の放つ大量破壊魔法から助かった過程でラビリスタがブローチを使ったと述べています。ブローチをムイミから受け取ったラビリスタがラジラジに手で触れ、「何かが起こり」そこにいた各々が別々の瞬間移動して大量破壊魔法から身を守ることができました。

    この瞬間移動は単なる瞬間移動ではありません。陛下が逃がさないように網を張った中から逃げた瞬間移動なのです。ゲーム内によくあるアイテムを使っただけとは思えません。ラジラジの空間跳躍をブローチの助けを借りて、能力拡張を行い、その場にいた各々を別々の場所に瞬間移動させたと考えるのが妥当だと思います。

    そして、アストルムゲーム内の各種スキルの発生原理はムイミの超能力を元に再現していることを考えると、ブローチはムイミの超能力に関する何かだと妄想できます。

    次にムイミの超能力についてです。前作のゲーム内でムイミは超能力を使うことができませんでした。ムイミの話を要約すると

“テストプレイの時は使えたが、本番リリース前に七冠に使えないようにされた”(前作サブストーリー「世界で一番悪いヤツ」参照)

となります。本番というのは前作のゲーム内を指すと思われます。(テストプレイというのはいつのことを指すのかはまだ不明で妄想しがいのあることかもしれません)ミネルヴァが運営していたアストルムにおいて七冠といえども、プレイヤー情報を変更することができたのかという疑問が生まれましたが、もし出来たのなら前作ラストバトルで、千里真那は岸くん達のプレイヤー情報にアクセスして弱体化させてしまえば良かったのです。

    つまり、ムイミは七冠にゲーム内で超能力を使えないようにされたと思い込んでいるが、実は違う可能性があります。

    例えば、テストプレイの時にも再構築が起こり、それに巻き込まれたムイミはゲーム内における超能力を使うためのアビリティ(固有能力?)を失ってしまった、とか。

    ↑は妄想で経過は不明ですが、ムイミがゲーム内で超能力を使うためのアビリティがゲーム内のどこかにあるかもしれないと考えたわけです。

    つまり、ブローチはムイミがゲーム内で超能力を使うためのアビリティが具現化したもので、それがあったからラジラジの空間跳躍能力を拡張する事ができた。また今作でムイミが天楼覇断剣の威力を充分に発揮できるのはあのブローチを持っているからできることなのだと思います。(前作ではオクトーに無駄に大きい剣と揶揄されてましたから)

    アニメーションの修正はムイミが大事なブローチを手放すような子じゃないよという意味もありますが、その後に天楼覇断剣を使っていることとの整合性を取るためにムイミの手元にブローチを残しておく必要があったというのが一番の理由だと思います。