ここはどこ?(Rev

 こんにちは、牧瀬ゆかりです。今回の記事は1部10章1話のコッコロが模索路晶と話している場所についての考察妄想です。f:id:crith999:20210810112729p:image この場所については以前にも考察妄想し、現実に似たアストルムとは別のVR世界としており[ここはどこ?パパはまだ?どうして私はお人形? - プリコネ考察?妄想?倉庫参照]、今もその可能性を否定はしていません。

 しかし、ここが“過去の現実世界”と考える方が有力だと今は思っています。

1️⃣ なぜリアルタイムの現実ではないのか?

 Re:Dive世界と現実の時間速度の設定は前作と大きく異なることが分かっています。f:id:crith999:20210810115139p:image ラビリスタが例に出している浦島太郎の物語は100倍とも200倍以上とも時間経過に違いがあるとされています。

 コッコロがキマイラの攻撃で意識を失ってから目覚めるまでが長くて1日と8時間(1920分)程度なので、Re:Dive世界の時間速度が100倍速いとすると、コッコロの現実滞在時間は20分もありません。

 1部9章幕間Ⅹ〜10章3話は明らかに20分以上経過しているので、コッコロの意識がリアルタイムで現実へ行き、模索路晶と出会い、戻ってきたと考えることが難しいのです。

2️⃣ 提唱する時系列

 新たに提唱する時系列は以下の順です。

メインストーリー1部10章1話(コッコロが模索路晶と出会う)

↓①

ラビリスタキャラストーリー1話(ラジラジが模索路晶に会いに来る)

↓②

メインストーリー1部5章6話(覇瞳皇帝が大量破壊魔法を放つ)

↓③

メインストーリー1部9章11話(コッコロがキマイラの攻撃で意識を失う)

① 1部10章1話→ラビリスタ1話f:id:crith999:20210811143009j:image ラビリスタ1話で模索路晶は現実世界をラジラジに任せて、再びアストルムにダイブします。晶は現実世界でするべき事を終えたので、『ミネルヴァの懲役』を解決するためにダイブしたと思われます。つまり、これ以降に模索路晶は現実世界に帰ってきていないと考えています。

 とするならば、コッコロが模索路晶と出会ったのはこれ以前の出来事になります。

② ラビリスタ1話→1部5章6話

 覇瞳皇帝が放った大量破壊魔法(1部5章6話)からどう助かったのか、クリスティーナが思い出している場面があります。f:id:crith999:20210811145242p:image(1部6章12話)

 ラジラジのものとまったく同じ声と老いぼれた男の声がしたとあります。これはその場に居ないラジラジと七冠の一人『長老』の声でしょう。

 ラビリスタ1話でラジラジは現状の説明を求めて模索路晶に会いに来ます。そこで、晶の義体やRe:Dive世界をモニターできる機材を譲り受けます。

 その後、現実に残っているもう一人七冠『長老』に会いに行き、覇瞳皇帝が大量破壊魔法を放った瞬間に、ラジラジと長老が何らかの方法でRe:Dive世界に干渉したと考えています。

 ラジラジが模索路晶に現状の説明を求める前に、Re:Dive世界に干渉していたとは思えないので、ラビリスタ1話→メインストーリー1部5章6話となります。

③ メインストーリー1部5章6話→1部9章11話

 これはストーリー順です。

3️⃣ なぜ過去の出来事を?

 Re:Dive世界は[世界の再構築]やエリス様によりループしていて、私たちが見ているストーリーはそのどこかの世界線なのでしょう。

 コッコロは以前の世界線で現実に渡り、模索路晶と出会ったのが1部10章1話の出来事だと考えています。しかし、その世界線で『ミネルヴァの懲役』を解決することはできず、世界はループしてしまう。

 ループする事でコッコロの記憶は戻ってしまうが、模索路晶と出会った記憶は深層意識に残っていたと思われます。f:id:crith999:20210811230036j:image(2部6章9話より)

 世界による認識の修正は意識の表層だけなので、深層意識に残った記憶は何度ループしてもコッコロから消えることはなかったと考えています。

 そして、この世界線でキマイラの攻撃というショックで意識がその記憶の世界に入り込み・追体験をしたので、まるでリアルタイムで現実に行き・模索路晶と出会い・戻ってきたようにコッコロは思い込んでいるのだと解釈しています。

1部12章でキャルの意識の中に現実のような世界広がっているので、コッコロの深層意識にそのような世界があっても不思議ではないというものです。

4️⃣ ラビリスタの視点f:id:crith999:20210811232940j:image(2部2章5話)

 お願いを覚えていてくれたことが嬉しいとありますが、コッコロは11才とは思えないぐらいのしっかり者です。コッコロ視点だと数ヶ月前にラビリスタにされたお願いで、覚えていても当然と思えるのに、ラビリスタはなぜこんなにも喜んでいるのでしょうか?

 新たに提唱した時系列を元にしたラビリスタ視点だと、いくつも前の世界線のコッコロにしたお願いをこの世界線のコッコロが覚えているとなります。

 世界線を超えて“願い”を覚えてくれているとなれば、とても嬉しがっているラビリスタの気持ちにも納得です。

 

 ここまで読んでいただきありがとうございます。今回は1部10章1話の舞台設定が『過去の現実世界』なのではないかという考察妄想でした。

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 「別のVR世界説」より「過去の現実世界説」の方が有力だと思っている理由に、こちらの方が模索路晶の行動を説明できると考えているからです。“ラビリスタ”という名前やアバターの姿が変化した理由を中心に考察妄想していますので、纏まりましたらまた読んでいただけると幸いです。