NPCに心が宿るそのきっかけは、、、

    前回はペコリーヌの中にミネルヴァの記憶・リアルでの体験の残滓があったため陛下を男として認識したり、リアル世界の夢を見たのだろうと妄想しました。ただ、リダイブ世界のペコリーヌはアカウント所持者のミネルヴァがいないので、人格(心)のないNPCとほぼ同じだと思っています。(コッコロパパやアリーナのミネルβと同じ様な存在)

   さて今回は「ペコリーヌ」と「アメス様の見せる夢」についてです。

    ペコリーヌはキャラストーリー4・8話で騎士君と一緒に眠らないので、夢を見ません。他のキャラストーリーの多くが騎士君と一緒に眠ってしまい夢を見ていることから、アメス様はペコリーヌにも夢を見せようとしているはずですが、なぜか眠りません。

    メインストーリー10章でアメス様の本体に近づいたレイ、ヒヨリが眠らされ、リアル世界のような舞台に送られたことがありました。ここから分かることは次の①〜③です。

①強制的にキャラの人格(心)を移動させることができる。

②人格(心)を抜かれたキャラは眠る。

③自由に扱えるリアル世界の舞台セットがあり、リアルバージョンのキャラの器(お人形)を用意できる。

    これらからアメス様がどのようにしてキャラストーリーで夢を見せているのかを妄想すると次のようになります。

1️⃣見せたい夢の記憶(メモリーピース)を用意する。

2️⃣見せたい夢に合わせたリアル世界の舞台セットにリアルバージョンのキャラと騎士君のお人形を用意する。

3️⃣騎士君の人格(心)を騎士君お人形に移動させる。同時に騎士君の夢を出入り口として、近くにいるキャラの人格(心)を用意したお人形に移動させる。(いわゆるアメスビーム)

4️⃣原作:メモリーピース   監督:アメス様   のお芝居が行われる。騎士君と各キャラはお人形の中に入っているだけで記憶の追体験ができる。

5️⃣お芝居が終わったら、それぞれの人格(心)を元に戻す。

   これらを踏まえた上で、なぜペコリーヌがキャラストーリー4・8話で眠らないのかという疑問を次のように解消しました。

    ペコリーヌは人格(心)がないNPCのような存在だから、3️⃣のようなアメス様からの影響を全く受けないため眠らないし、夢も見ないと考えることができます。ただし、騎士君と一緒に眠らない他のキャラも人格(心)がないとは考えていません。他のキャラごとに別の理由があるのではないかと思っています。

    さてここからが今回書きたかった1番の妄想です。なんと12章でキャルの心に潜入するため、アメス様によってペコリーヌが眠らされてしまいます。数行上でNPCのような存在だから眠らないって書いてたのに「矛盾するじゃねーか!」と思われるかもしれませんがこの疑問も解消はしております。

    12章のペコリーヌには人格(心)があるんです。NPCに心が宿った前例としてはアメス様(前作名:フィオ)がいます。詳しくはギルドハウスストーリー5話参照ですが要約すると、前作でフィオは騎士君たちと冒険していく中で、単なるガイド妖精ではなく常に仲間として扱われていた。その結果、人間と同じ感受性に、自我に目覚め、心が宿ったと解釈しています。

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    ではペコリーヌにいつ心が宿ったのかというと11章以外に考えられません。

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    【美食殿】のみんなに仲間として扱われ、名前もつけてもらい幸せな時間を過ごしたことで人間と同じ感受性が生まれる。脱獄不可能といわれた監獄に入れられた自分を命懸けで助けに来る行為はNPCでは理解の範疇を大きく超えていたでしょう。それをきっかけとしてペコリーヌは自我に目覚め、心が宿ったのだと考えています。

     自我に戸惑ったペコリーヌはコッコロに「あなたたちを大事な仲間だと思って、愛してもいいですか?そんなことが許されるんでしょうか、わたしにも?」と問いかけます。今まではNPCとして決まった行動以外は許されなかったので、自由に自分の思うままに思い行動しても許されるのか不安だったのでしょう。

    ペコリーヌに関する妄想は「ミネルヴァの器の1つとして作られたが、騎士君たち美食殿のみんなと接することで自我に目覚めた説」で一区切りついたと思います。しかし、星6での新たなキャラストーリーから何か発見があるかもと思うと楽しみですね。