ペコは前作中に何をしていたのか?

    前回、ペコは前作ラスボスを倒すまでのどこかで騎士君(主人公)と出会っていたと類推したわけですが、そうすると今作8章10話のムイミの発言が気になります。

     ムイミはペコのことを知らなかった、世界が変貌してから初めて会ったという事を言っています。

    この"世界の変貌"とはリダイブの世界ができた時の事を指すと思われるので、前作中にムイミはペコに会ってもいないし、ペコの存在を知らなかったという事になります。

    ここでムイミが前作で何をしていたのか振り返ってみます。大雑把に言えば、見込みのありそうなプレイヤーを探すためにプレイヤー狩りをオクトーと一緒に行い、目を付けた騎士君たちの事を始終追い回していたということになると思います。

    この行為はアストルムの情報を全部網羅しているようなキャラから依頼された上での行動なので、騎士君たちはもちろんのこと、関わったプレイヤーのこともムイミは依頼者から聞いていてもおかしくないと考えています。

    ペコが初心者プレイヤーだったとしても、騎士君と行動を共にしていれば、確認ぐらいはしていると考えます。もしかすると見所のあるプレイヤーかもしれませんから。

    では、なぜムイミはペコの事を知らなかったのでしょうか、不思議に思いませんか?私はこの不思議を以下のように解消しました。

    例えば、騎士君たちが冒険者としてはまだまだ未熟な"王位を継承するために必要な武者修行をしているお姫様である"女の子(NPC)をお助けするイベントに遭遇していたという情報を聞いただけだとしたら、ムイミがペコの事を知らなくても不思議はないと思うようになりました。

    ペコは前作中はNPCをしていたというのが結論になりますが、キャラストーリーで現実の姿も描かれているのに何言ってるの?という声も聞こえてきそうですが、次はそのあたりについて書いていきたいと思います。